どうでもいい話 -19ページ目

ぼけっとするとき、ぼおっとするとき

何かをしているときに、ちょっと気になったことって「あとで調べよう」とそのままになることが多くないですか? …別に? …そんな間抜けなことはない? えーい、とにかく僕の場合は多いのです。

おととい、単純作業の実験をしていました。アルミの板を装置に設置して、がちゃんと切って、設置して…こういうときに、僕はいろんなことを思い浮かべます。

「なんだ…なんだろうなぁ…なんでこんなことやっているんだろうなぁ…。…ああ、なんか象牙の塔ってこういうことかなぁ…」

ため息をついて、外の景色を見る。がちゃん、がちゃん。

「…そういや大学一年の時、英語の授業で”大学教授は象牙の塔にいる“なんて例文があったなぁ…」

屋外には講義を終えたばかりの下級生がひしめき、ある種の昂揚感をかもしだしている。がちゃん。がちゃん。

「ええと…Professor at university lives in ivory towerだったかな…」

小春日和というにふさわしい穏やかな日、誰もの目に暖かさが宿っていた。がちゃん。がちゃん。

「…象牙の塔アイボリータワー…どっちが先にあった言葉なんだろう…? やはりアイボリータワーを誰かが直訳したのだろうか…? それとも、粋なアメリカ人が象牙の塔を英訳したのだろうか…? “ヘイ! マイケル知っているかい? ジャパンでは世間と没交渉している社会をアイボリータワーって言うのさ! 俺? You’re joking! 俺は常に一般社会とシンクロしてるぜ!” みたいに…」

…なんてことを考えて、あとで調べようと思いました。…結局まだ調べていませんが。なのでこの言葉の語源、もしくはマイケルについての情報をお待ちしております。

ものを調べるときは、知っている人に聞くのが早くて効率がいいと思う今日この頃です。

あ、ちなみに写真は僕の使用しているアルミニウムの板材です。写真があるとなにかしら引き締まる感がして、載せてみました。…え? リラックマならいいけどアルミなんて邪魔なだけ? 

まあまあ。

リラックマという生き方

このごろ都にはやるものといえば、夜討ち、強盗、謀綸旨ですが、僕の中ではやっているもののひとつにUFOキャッチャーがあります。

始まりはいつのことだったのか…あまり定かではありませんが、今現在我がすみかには7体のぬいぐるみがいます。しかもすべてリラックマ。…もしかするとUFOキャッチャーに傾倒しているのではなく、リラックマに心を奪われているのかもしれませんが。いやむしろそうです。なんだかんだとストレスのたまる現代社会だから…リラックマ

三流のキャッチコピーのようなことを、つい言ってしまいたくなる可愛さです。このどこを向いているのかわからない目が好きです。

この前、紀伊国屋書店でリラックマの絵本を見ました。「ああそうだ、人生ってもっと簡単なものだ。ものは考えようだなぁ」と思いました。童心に戻れた気がします。なので、一念発起して現実に立ち向かって(すり抜けて)行きたい人は読むべきです。

僕はもともとすり抜けていくタイプなので、あまりいさかいも起こさないのですが…なんでしょう、リラックマは自分本位なのにすり抜けて行っているところがすごい。僕は周りに合わせながらすり抜ける、そこが違いますね。

クマのキャラクターに対して本気でコメントをしている僕って…どうなんでしょう。

つじあやのとブライアン

今日は音楽について語ります。最近僕の一押しはつじあやのさんです。やっぱりあの声がいい。ふわーっと癒されます。彼女はスピッツと吉田拓郎が好きらしく、僕は「はじめて同じ趣味の人に出会えたー!」と一人でうれしがっていました。

そんなことはどうでもいいのです。彼女の音楽について思ったことを書きます。僕の聴く限り、コード進行にあまり斬新なところはありません。かなりオーソドックスな曲調です。ここでコード進行の話などしても面白くはないと思うので、それは次の機会にします。とりあえず、よくある進行なのです。

けれどいい曲です。最近夜道を歩くときはつねにつじあやのを歌っています。はたからみると変な人かもしれませんが、なにか減るわけでもないので許容としましょう。

しかし口ずさむのをやめると、ビーチボーイズの「カリフォルニアガールズ」が頭の中をエンドレスで流れだすので困りもの。

けれど、「女の子がみんなカリフォルニアガールならいいのに」というアグレッシブな歌詞に強くひきつけられているのも事実です。

そんな訳で、今僕の頭の中を取り出してみなさんに見せることが出来るなら、不気味に混在した音楽の果てをお見せできると思います。
「女の子がみんなつじあやのならいいのに」みたいなね。

日々の暮らし

今日は僕が日々の暮らしについて書きたいと思います。僕の朝は大体八時ごろから始まります。その後ぱぱっと準備をして八時十五分ごろにアパートを出ます。何も考えないで三十分程歩くと大学に着きます。そして研究室に向かい、パソコンの電源を入れ、しばし呆然とします。

平日の場合ここまでは同じです。ここからはその日ごとに違います。実験をしたり、報告書をまとめたり。僕の研究室では毎週月曜日に、先週行った実験の報告会というものがあります。そいつがかなりの曲者で、結果を出してないと教授にしこたま怒られるのです。ブルーマンデー、いやある意味ブラックマンデーですね。

うちの教授はもともと企業の人なので、成果がでないことに関して厳しいのです。しかし、卒業研究というのはそういう趣旨のものではないと思います。別に誰かと競争しているわけではないですからね。なんて思いながら自分を慰めています。

「大学組織って特殊だなあ」と感じることの多い近頃です。一言で言えば、教授の独裁政権ですね。誰も文句が言えないし、言ったところで何も変わらない。どうでしょう? 同じ大学生のみなさん、そう思いませんか? 別にそう思ってくれなくてもいいので怖がらないでくださいね。

僕の大学は学部から大学院に進むさい、研究室を変えることが出来るので、おそらく来年度には…今の四年生はみんな出て行くんじゃないかな…。

今日は愚痴っぽくていけない、ほんとうにいけない。

僕なりの感想

予告どおり「ハウルの動く城」の話を。昨日も言ったとおり、見終わって感じたのは「面白かった」です。なんせ終始おやつも食べずに見入っていましたから。スタッフロールのところでようやく現実的な頭になってきました。

僕は女の子と二人で見ていたのですが、劇場からでてしばらくはどちらも話しませんでした。頭の中でもう一度ゆっくり、夢のような世界を反芻する必要があったからです。そうして充実感を高めていたのです。ま、そう思っていたのは僕だけで、女の子は口内炎を気にしてしゃべらなかっただけかもしれませんが。

ついでに「みんなはどう感じたのかな?」と思い、映画館を出た幾人かの人の話を(盗み)聞きました。意外に批判的な意見が多く、「今までのジブリ作品で最低だね」とまで言っている人もいました。確かに話の筋としては、既存のジブリ作品に比べ強引なところがいくつかあったような気がします。「結局カルシファーとハウルの契約の秘密って? ソフィーの呪いはどうなったの?」とか。

僕は多寡にかかわらず映画は強引なところがあると思いますから、その辺はどうでもいいです。現実を忘れて魔法の世界に行けただけで良いじゃないですか。二時間程度の小旅行でしたが、一週間は引きずりそうです。

今は学校に出て実験を繰り返す日々…城が現れるのをひそかに期待してしまう、駄目な学生です。