どうでもいい話 -16ページ目

あまり意味のない話

さて、なんだか今までの日記を見直していると、あることに気がつきました。それは…「ぜんぜん理系的な話がない」ということです。理系なのに…。うーむ、これじゃいかん! なんのために工学部にいるんだ! …あ、国語が苦手だったからだ。

そういうわけで、科学的な話をしましょう。かといって専門的な話になると、みなさんもつまらないと思うし、何より僕がつまらない。どうしようか…ちなみに今僕が研究しているのは「高強度アルミニウムダイカスト合金の開発」というテーマです。詳しい方がおられましたら、なにとぞご教授ください。僕はあんまりわかっていないので…。

そうですね…そういえば先週か今週のはじめかに、うちの大学の教授が「酸化亜鉛で青色発光ダイオードを作った」というニュースが流れていました。みなさん理科の授業で、一度ぐらいダイオード(LED)を使用したことがあると思います。一方行にしか電気を通さないという、頭の固い親父のような特性を持っているアレです。

赤色と緑色のLEDは昔からありました。しかし、青色は90年代初頭まで発明されず、20世紀中には不可能とまで言われていました。

それを発明したのが当時日亜科学の研究員だった中村さんです。発明の対価をもとめる裁判でも話題になりましたよね。地裁が会社側に言い渡した額はなんと200億! そのくらい画期的な発明ということです。

なぜなら赤、緑、青という三原色がそろうことで、全ての色をダイオードで作ることができるようになったからです。

「別にわざわざダイオードで作る必要ないんじゃない? 今までどおり電球や蛍光灯使えば?」

と考える方もおられるかもしれません。しかし、ダイオードにはかなりの利点があるのです。それはなによりも「省電力」です。白熱電球や蛍光灯の比ではありません。なぜかと言いますと、それは発光原理がそもそも異なるからです。あまり詳しいことは言いませんので安心してください。

白熱電球の場合は「抵抗熱」で発光しています。物体は熱をもつと発光します。例えば、日本刀職人が真っ赤になった鉄をたたいているシーンをみたことがあるでしょうか。高温になると発光するといういい例です。電球では抵抗の大きいフィラメントに電流が印加されることにより、その抵抗熱でフィラメントが高温になり発光しています。ちなみにフィラメント材は、現在ではおもにW(タングステン)が使用されています。

蛍光灯は「原子が励起状態から下位順位に戻る際のエネルギー差」で発光しています。これは量子力学を習っていなければわかりません。簡単に言いますと「電子から運動エネルギーをもらったけれど、それを運動エネルギーとしてではなく、光エネルギーとして放出した」ということです。

たとえて言いますと「コブシで殴られたけれど、口で言い返した」、みたいなことです。…よけいにさっぱりですかね。じゃあちょっとだけ詳しく言います。
蛍光灯は両端につけられたフィラメントから電子を飛ばします。それが管内部に充満しているHg(水銀)蒸気にぶつかり、運動エネルギーを与えます。運動エネルギーをもらいっぱなしでは不安定なので、もとのエネルギー状態にもどろうとします。そのとき余分なエネルギーを「紫外線」というかたちで放出します。「紫外線」は管内部に塗布された蛍光塗料にぶつかり、可視光になります。

一読して理解された方はすばらしいです。ぜひその勢いで量子力学も理解してください。そして僕にわかりやすく教えてください。僕、習ったにもかかわらず、量子力学のほんの一部しか理解できていません。

LEDは「電子が正孔に収まるときのエネルギー差」で発光しています。ええと、ああ…もう、面倒くさくなってきました。というか混乱してきました。もし、蛍光灯やLEDの発光原理がもっと詳しく知りたい、という奇特な方がおられましたら、コメントください。そのときにお話します。

もし発光に関する僕の理解が間違えていたら、それもコメントください。

あと、なにか取り上げて欲しい現象があれば言ってください。わかるやつはちゃんと答えます。わからないやつは嘘をついて答えます。

「雪の結晶に同じ形のものがないのは、雪を降らせる雲が最近個性教育に力を注いできた証。しかし来年度から雲世界でもゆとり教育がはじまり、結晶の形に与える影響が危惧される」だとか。

クリスマスソング

さて、明日はクリスマスです。街はにぎやかで、お祭り騒ぎです。明日は学校にこないので今書きます。

別にクリスマスだからといって感動的な話を用意しているわけもなく、啓発的なストーリーを準備しているわけもなく、恋に恋焦がれ恋に恋するような話もありません。残念でした。しかしそんな話がひとつも思い浮かばない僕のほうが、残念な人間のような気もします。あいこです。

じゃあ、せめてクリスマスらしい話として、クリスマスソングに視点を向けることにしましょう。

巷にはさまざまな歌があふれていますが、よく耳にするのはこの3つだと思います。あくまで僕の経験にもとづいていますが。

 山下達郎   「クリスマスイブ」 
 WHAM!    「Last Christmas」
 John Lennon 「Happy Xmas(War Is Over)」

昔ながらの聖歌は抜きですよ。

この中で僕が一番好きなのと言えば、やはりJohn Lennonです。しかしほかの2つも捨てがたいです。

なぜ捨てがたいかと言うと、僕の弟は山下達郎と同姓同名ですから。…それだけの理由じゃないですよ、僕は彼の歌ではもっと好きなものがあるのであえて選ばなかったのです。それは「アトムの子」という歌です。以前なにかのCMでかかっていた記憶があります。気になる方は聴いてみてください。

「じゃあなぜWHAM!じゃないの?」と言われますと、難しい。心のどこかでひっかかるものがあるのです。織田さんが歌ってイメージが崩れたから、とかそういう子供じみた理由ではないですよ。…それは聞くも涙、語るも涙の話なのです。

僕がこの歌を初めて聴いたのは小学生のころです。例によってクリスマスに、おかんが流していました。僕はこう思いました。

「なんて綺麗な声だろう、これを歌っているのはどんな“女の人”なんだろう? 身長は162cmぐらいで、スレンダー。口は薄紅であでやか、ブラウンの豊かな髪を肩に背負っている。もちろん瞳もダークブラウンだ。彼女が通ったあとには花さえも恥じ入りしぼんでしまう…」

分かっているとは思うけれど後半は冗談です。小学生のころは遊ぶことに精一杯で妄想なんてしませんでした。…たまにしかしませんでした。

とにかく歌い手は女の人だと錯覚していたのです。Last Christmasのジャケットに載っているまぬけなおっさん2人は誰だ? とさえ思っていました。今でこそ「あのジャケットはまぬけでいい」と思いますけれど。みなさん見たことがありますか?

そして僕はその後数年の間、WHAM!は女性シンガーだと思っていました。

真実をしったときの衝撃といったらありません。

「…まさか…このおっさんが…僕のブラウンシュガーはどこに…」

しかも、僕は同時期に同じ間違いを犯してしまっていたのです。それは徳永英明さんの「夢を信じて」です。この歌はアニメ「ドラゴンクエスト」のオープニングソングでした。それを見ていた僕はこう思いました。

「なんて綺麗な声だろう、これを歌っているのはどんな“女の人”なんだろう? 身長は162cmぐらいで、スレンダー。口は薄紅であでやか、ブラウンの豊か…(以下略)」

そういうわけで僕の幼心を傷つけた「Last Christmas」は選びませんでした。


さて、今までは「街中でよくかかる歌」でしたが、今度は「僕がクリスマスに聴きたい歌」という非常に個人的なものを挙げたいと思います。前のようにベスト3まで選出したいと思います。

一位 The Doors 「Light My Fire」

この歌の冒頭部で弾かれる、オルガンっぽい音色のフレーズがクリスマスっぽいです。もし、この歌を聴いてその感じが理解できる人がいれば、貴方は僕に近い感性を持っています。…うれしくもないでしょうけれど。

二位 Simon & Garfunkel 「The 59th Street Bridge Song(Feelin' Groovy)」

彼らの歌には「7 O'Clock News / Silent Night」という(きよしこの夜にニュースアナウンスを重ねた歌)まさにクリスマスソングがあるのですが、あえて僕はこれを選びます。なぜって? そこに山があるから…じゃなくて、この歌を聴くと不意に七面鳥の丸焼きを想像してしまうからです。さっきの歌に続き、この歌を聴いてそう思った方は…かなりキテます。たぶんいい意味で。

三位 Chordettes 「Lollipop」

彼らの歌はこれしか聴いたことがありませんが、非常に印象深い曲です。映画Stand By Me中でも使われています。この歌は僕にパーティを思い起こさせてくれます。

さて、3つの曲を選びました。たぶん誰も聴かないと思いますが、もしわざわざ聴いてくれる方、もしくは知っていた方がいましたら…ぜひ友達になりましょう。

おかしな恋人ハチミツとかしていく

クリスマスイブですね。そういえばクリスマスってキリストさんの誕生日でしたね。最近そんなことですら定かでない僕です。今日はせっかくクリスマスイブなので、僕とS嬢のおかしなやりとりについて話したいと思います。なんだか前提もおかしな気がしますが…やります。

僕たちの会話は家の中ではまともなのですが、外にいるときはおかしいです。例えばこの前クレーンキャッチャーをしにいくために、市街地まで5kmほど歩いていったのですが、そのときの会話はこんなかんじでした。

S「中華料理屋がある」
Y「よし、ほな今から中国語で会話しよか。マーマー、イーアルサンスー!」
S「シェイシェイ、ショショショー!」
Y,S「わはははは!」

Y「よし、ほな韓国語にしよかー。チャンドンゴ~ン!」
S「ぺ~ヨンジュ~ン!」
Y「イッ、ビョンホ~ン!」
S「ペッ、ヨンジュ~ン!」
Y,S「わはははは!」

Y「お、車道赤信号じゃ。今のうちに向こう側に渡れるけんバスの間スポーンって抜けていこ」
S「スポーン」
Y「スッポンポ~ン!」
S「スッポンポ~ン!」
Y「ほな、次すれ違う人に向かって“このスッポンポンめ!”って言うことにしよう」
S「あ、人きたよ」
Y「S嬢側じゃけん、S嬢が言いなさい」
S「このスッポンポンめ!(小声)」
Y,S「わはははは!」

S「おやつ食べる?」
Y「食べる食べる」
チョコとストロベリー、2種類のクッキーがありました。
S「どっちがいい?」
Y「ピンクのやつ」
Y,S「エロティックピンク!!」
Y「ぎゃー先に言われた!」
S「ふっふっふ、君の言動は全て予測しているのだよ!」
Y,S「わはははは!」

Y「あ、また人じゃ」
S「スッポンポンのくせに!」
Y「そうだ! この町でパンツをはいているのは我らだけなのだ!」
S「そういうことだ!」
Y,S「わはははは!」

こんな感じでした。この後もすれちがう人がいるたび“スッポンポンめ!”といい続けていました。もちろん小声ですよ。

…文章にして見返すと…ひどいですね。会話になっていません。これが僕の妄想世界の話ならいいんですが…現実ですからちょっときついですね…。

クリスマスイブにふさわしいかな、と思って男女の交流の話を書いてみたのですが…失敗でしたね。僕をかわいそうな人と思うなら、みなさんのくだらない会話も聞かせてくださいね。

I Can

またやってしまいました…。なにを? 最初に“”がついて、最後が”“で終わるものです。

そうです「クンフー」です。この間なんて一人で山小屋に閉じこもって呼吸法をマスターして…冗談です。

そうです「クーデター」です。みんなで力を合わせて教授室のドアを木工用ボンドで固定しました。けれどドアはスチール製で…はい、いい加減にしておきます。

そうです「クレーンキャッチャー」です。今度は本当です。そして狙っていたのはまたしても「リラックマ」です。

しかし、今回はぬいぐるみではございません。なんと、ブランケットです。正確に申しますと、「ブランケットが中に入った頭部のぬいぐるみ」です。ええそうですとも、結局ぬいぐるみです。まあそんなことはいいじゃないですか。

僕たちはお気に入りのゲームセンターに行きました。仙台市街の広瀬通と定禅寺通りを結ぶアーケードにそれはあります。別のお店もいろいろやってみたのですが、他店に比べそこの店のアームは力が強いのです。

そこで僕たちは「ブランケット」を見つけたのです。浮き足立ちました。なんせそれを取ることができれば、これから毎晩リラックマにくるまって眠ることができるのです。良識ある人にとってはどうでもいいことかもしれませんが、少なくとも僕たちにとっては重大でした。あ、ちなみに「僕たち」というのは、僕とS嬢です。

僕は根性なしなので、欲しいものがあるとまず店員さんを呼びます。そして取りやすい位置に変えてもらうのです。しかし、それには当たりハズレがあるのです。店員さんによって「甘さ」が違うからです。

僕が最初に呼んだのは、女性の店員さんでした。彼女は嫌な顔ひとつせず「ブランケット」を動かしてくれました。

そしてトライ、and I’ve tried, and I’ve tried…I can’t get no!The Rolling Stones “Satisfaction”より

2、3回やっても取れなかったのでもう一度店員さんを呼びました。今度は大柄な男性の店員、そして彼はビニールでできたクワガタムシの帽子をかぶっていました。僕が取れない旨を伝えると、彼は一言こう放ちました。

「あ、これは取れますよ! うーん…うん! 取れますって!」

少なくとも僕が聞きたいのはそんな台詞ではありませんでした。

「君が取れると思おうが思わないが、そんなことは関係ない。問題は僕が取れないことであって、もうすでに1000円使ってしまったことなんだ」

そんな言葉が僕の頭の中を支配していました。とりあえずもう一度やってみましたが、だめでした。大きな網を持ってきてクワガタの男を捕まえたい、いやむしろ柄のほうでひっぱたきたい衝動にかられました。

「どうですか~調子は~?」

沈みかかった僕たちの気分は、少し離れたところから聞こえるその言葉で浮き上がりました。そう、最初僕が呼んだ女性の店員さんが来てくれたのです。

「取れないんですよ」と情けなく僕が言うと、彼女はにっこり笑って「ブランケット」を半分穴に落ちそうなところに置いてくれました。もちろん次の挑戦は最後の挑戦となり、「ブランケット」は僕たちのものとなったのです。

そして彼女に何度もお礼を言い、クワガタには目もくれず店をあとにしました。

仙台のクレーンキャッチャー愛好家皆様へ教訓。

「クワガタには気をつけろ、もしかするとカブトにも変装しているかもしれない。それも気をつけろ」

政治とアメリカ式

普段はあまりやらないのですが、政治などに言及してみたいと思います。いやいや、そう硬くならずに、かといって気を抜きすぎずに聞いてください。別にたいした話ではありませんから。

最近の政治の話題で一番ホットなものと言えばやはり増税でしょう。定率減税を2006年度に全廃するということで、決着が着いたようです。ですからこれは増税ではなく減税分を元にもどした、とも言えますがそんな瑣末なことはどうでもいいです。

今現在「景気の山」だという意見があります。つまりこれから景気は悪くなっていくということです。ということは今までは好景気、確か2002年から始まった好景気だと記憶しています。

そうだったんですね。本当のことを言えば、今が不況だか好況だか実感できません。ペイされることのない学生ですから。やれバブルがはじけた、平成不況だ、とマスコミが騒いでいるときも我が家は平和でした。自営業者と年金受給者が多い田舎には、リストラやサラリーダウンはあまり関係のない話なのです。
バブル崩壊当時、洞察力の乏しい小学生低学年でしたので、親の苦労がわからなかっただけなのかもしれませんけれど。

閑話休題。

なぜこのタイミングで増税なのでしょう? 最近考えるポリティカルなことはこのことがほとんどです。政治学に疎い僕にはよくわかりません。

「政治に詳しいジャーナリスト」が言うことは大体同じで

「今定率減税を撤廃することで、2007年度からの消費税率アップを不可避なものと認識するのではないか」ということです。

つまり、今増税しておけば将来増税しやすい、ということです。国民に増税路線を慣れさせる、とも言えますね。

ふーむ…。このまま増税が続くのは嫌ですね…。誰でもそう考えると思います。

そんなものですから与党は言い訳をします。

A国では消費税が15%です。所得税だって日本より多い

「ふーむ…。なら仕方ないか…」

子供ならそう考えるかもしれませんが、僕は大人ですのでそうは思いません。大前提として、日本と他の国ではバックグラウンドが違うでしょう。例えば労働人口が全人口に占める割合、社会保障の充実度、物価、自国資源…etc。それらが全て同じだとすれば、少しはまともな理屈に聞こえます。少しはね。

なぜ少しか? それは例に挙げたA国が15%で成功している、という保障がないからです。

もしかするとA国の住人にインタビューするとこのような答えが返ってくるかもしれません。

ヘイ! あんたら日本のTVだってね! 俺の話をきいてくれよ! ヘイ! この国では消費税が15%もあるんだ、俺が愛するペギーとジェーンのために150万のファミリーカーを買えば、そのクソ消費税で新型のパソコンが買えちまうほどさ! ヘイ! その上俺たちから搾り取った税金で、クソ官僚どもは要りもしないクソ高速道路を作って、お偉い政治家様のゴキゲンうかがいのために接待をして、2日にいっぺんは背広をクリーニングに出しているのさ! わかるかい? 2日に一度だぜ! ヘイ! もうわかったと思うけれど、俺の口癖はヘイ! なんだよ。ヘイ!

こんな国を模倣しても意味がないですよね。しかし大体与党が例に出してくる国はノルウェーやフィンランドといった東欧諸国、東欧諸国は住み心地がいいそうですから、こういうことはないと思いますが

しかし基本的に他の国を手本にした政治には、危惧を感じざるをえません。僕の場合ですよ。みなさんはみなさんの自由な発想でもって考えてください。

結論。歳出の削れるところを削って、それでもどうしようもなければ、累進課税制度の課税上限を上げればいいと思います。

最近「日本式経済はダメだからアメリカ式に変えるべきだ」という意見をよく聞きます。うちの教授も「アメリカを見習え!」とよく言います。

「じゃあなんでアメリカはあんなに赤字を抱えているんだ」と僕は思います。

あの赤字はアメリカ式政治の失敗なんですか? でも政治と経済は密接な関係がありますよね。たぶん。

誰かこの問題に関して造詣のある方、忌憚のない意見を拝聴させてください。

ちなみに「アメリカ式がいい」という明白な理由がわかったとしても、僕は日本式が好きなので見習いません。灰色の立場や意見が好きですから。黒白はっきりすると、妄想のつけこむあいまいさが失われてしまうので。

僕、意外とがんこです。